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Macな人のための外付けハードディスク選び(第2回)RAID編

Macな人のための外付けハードディスク選び(第2回)です。
外付けハードディスクドライブを買うなら”RAIDストレージ”を選んだ方が幸せになれるというお話しです。
外付けハードディスクドライブを使っていると、どうしても大きなデータのコピー・移動の際に長い間待たされてストレスに感じてくることも多いと思います。
残り時間が「あと3時間」とダイアログボックスで告げられると、殺意すら感じますよね。
それを解決してくれるのが「RAIDストレージ」。
「RAIDなんて自分には関係ないよ、必要ないよ」と思っている人こそ、この記事を見て下さい。
あなたも明日から外付けハードディスクからRAIDドライブ派に転向です。

外付けハードディスクを買うならRAIDストレージを選ぶべき理由

一言で言うと処理速度(読み込み・書き込み)が速い」ことにあります
また、後からディスクを交換して自分で容量を増やせたり、RAIDレベルを変更して「安全なデータの保存」が実現できます。
例えば、デジタル一眼レフやビデオで撮りためた子供の成長記録のデータは、絶対に失う様なことがあってはいけないはずです。
その他に外部出力端子(ポート)が増えると言ったメリットもあります。

そもそもRAIDとは何か?

”Redundant Array of Independent (lnexpensive) Disk” を頭文字をとって”RAID”です。
RAIDとはデータを複数のハードディスクに分散することで、その性能と耐障害性を同時に確保するための技術です。
RAIDには、磁気ディスクへのデータの割り振り方やデータの「冗長化」の方法によって、RAIDレベルが0〜5(厳密に言うとまだある)のレベルに分かれて分類定義されています。
ここでは簡単に触れる程度にしておきます

RAID 0(ストライピング)

複数台のディスクに均等にデータを分割(ストライプ)する方式です。
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メリット:データの読み込み・書き込み速度が高速化する
デメリット:1つのハードディスクが故障するとすべてのデータが使えなくなってしまう

パリティ情報またはミラーリングのないブロックレベルのストライピング方式です。
RAID 0は、
ディスク容量効率が100%で、ハードディスクの数が増えるほど処理速度が高速
になります。
処理の高速化が可能になる反面、故障率も上がり、1台のディスクに障害が発生するとアレイ全体に障害が発生するので、データ復旧はできません。
冗長性がなく耐障害性が低いことからRAIDには含まれず、RAID 0として扱われます。
簡単に言うと、
読み込み・書き込みは高速だが、一つでもディスクが壊れれば全てのデータが消える
のがRAID 0の特徴です。

RAID 1(ミラーリング)

2つ以上のディスク上のデータセットの正確なコピー(ミラーリング)で構成されます。
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メリット:二つのハードディスクが常に同一の状態になので、どちらか一方が故障してもデータは守られる
デメリット:二つのディスクでも一つ分の容量しか使えない

一番シンプルなRAID方式で、パリティまたはストライピングなしのミラーリング方式と言われるものです。
RAID 1 は、二つのハードディスクに同時に同じ内容を書き込みするので、
ディスク容量効率が50%で、処理速度が遅くなるが耐障害性が高い
のが特徴です(読み込み速度は向上)。
要するに、
一つのデータを他のディスクに鏡映しで書き込むので、ディスクが一つ壊れても他のディスクからデータを復旧できる
のがRAID 1です。
二つのディスクが一度に壊れるのはそうそう無いので、安心して下さい。

RAID を難しく考える必要はない

と言うのが、個人的な意見です。
RAIDはバックアップとは異なり、あくまで「運用に対しての冗長性を確保するもの」とされています。
では、バックアップとは何でしょう?

バックアップとは主にデータやシステムの状態を複製し、問題発生時の復旧(リストア)に備えること

Macな人はTime Machine をONにしておけば良いし、アプリケーションの自動保存間隔を調整しさえすれば事は済みます。
それよりも安全性に神経質になるあまり、複数台の外付けハードディスクドライブにバックアップを取ったり、それらを管理する方が煩わしいですし、容量単価も跳ね上がり、経済的にもマイナスです。
持論を言えば「高速でインターフェースも充実した外付けハードディスクドライブ」という感覚で全然OKだと思います。
また、大抵のRAIDストレージには充実したインターフェースが備わっているので、ドッキングステーションを追加購入しなくても済む所も。
次回は筆者も愛用しているRAIDストレージを紹介します。

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Macな人のための外付けハードディスク選び(第1回)

外付けハードディスクの話。

Macな人のための外付けハードディスク選び(第1回)です。

Macを仕事や趣味で使っている人が必ず陥るハードディスク領域不足の罠。

それをスマートに解決してくれるのが「外付けハードディスク」。

ここではデザイン、性能、価格にこだわって選び抜いた外付けハードディスクと、自身も使っている機種のレビューも加えてご紹介します。

今の時代はどんなデータも大きすぎて

PCを購入する際、一番の悩みどころは「ストレージ」かと思います。

何故なら写真や動画(ビデオ)などのマルチメディアファイルというものは、めちゃめちゃストレージ容量を圧迫するからです。

例えばMacアプリの”写真”データ。

あれ、やばいですよね…しょうもない写真などむやみに保存するべきではないです。

私が「写真」に保存しているデータは基本、iPhoneで撮影したものが殆どなのですが、それを何年も撮りためると”何百ギガバイト”単位のファイルサイズになってしまいます(私は既にテラです)。

その他には音楽データ(Musicの他にハイレゾファイルが相当ある)、4K、8K、HDRのRAWデータや映像データなんかは、やたらデータ量が大きいので鬼です。

そう言ったわけで、PCを購入する際には、ラップトップならSSDの容量を増やすか否か、デスクトップなら大容量のHDDドライブか読み書きの速いSSDにするか(MacならFusionDriveにするかSSDにするか)、と価格と速度のトレードオフで相当悩むと思います。

そしてFusionDriveにして「読み書き速度の遅さに失望と後悔」をした人も多いと思います 

(FusionDriveは搭載されているSSD以上の大きなファイルを扱うと読み書き速度が途端に遅くなり、HDDの速度しか出なくなります)

FusionDriveが速いというあの誇大広告は裁判ものです。

あれは買うべきではありません ←

外付けハードディスクあるある

外付けハードディスクを購入しようとする人の考えそうな事(自分主体)を以下に列記します。

購入前に気にすること

皆さんが外付けハードディスクを選ぶ時に気にすることと言えば、

  1. 価格
  2. 容量
  3. Read,Write 速度
  4. 伝送速度
  5. インターフェース(ポート)
  6. 用途
  7. 信頼性

などが挙げられると思います。

購入後に気にすること

購入して使用している際に一番気になることと言えば、

  1. 容量
  2. 伝送速度
  3. Read,Write 速度

だとおもいますが、購入する時に妥協(主に価格)があったため後から後悔する人も少なくないと思います←

しかし、大容量の外付けSSDは高い、高速なM.2はもっと高い…仕方ないので価格と伝送速度のトレードオフで磁気ディスクの外付けドライブを使っている人が多いと思います(未だにこれだけ多くの磁気ディスクがバックアップ用ドライブとして使われているのは、SSDの書き込み耐性の問題があるからです)。

無料のクラウドストレージも併用するが…

無料のクラウドストレージ(Google Drive、Dropbox、box等)にもデータを保存しているが、そこも既に空きがない

またクラウドにデータをアップロードするのもローカルにダウンロードしてくるのに時間がかかり、待たされるのにいらつく

おすすめの外付けハードディスク

これらの不満を一気に解消してくれるのが「外付けハードディスクドライブ」です。

ここでは編集が「デザイン性」「Read,Write 速度」「伝送速度」「耐久性」「信頼性」「経済性」から、編集のオススメをピックアップしてご紹介していきます。

G-Technology (HGST) G-DRIVE USB-C 4TB 0G05669

  • 容量 : 4TB
  • インターフェース : USB3.1 Gen 1ポート ×1
  • データ転送速度 : 最大195MB/s
  • 高速回転 5400RPM
  • Mac OS10.9以降、Windows 10,8,7(再フォーマット要)
  • Apple Time Machine対応
  • 3年間の製品保証
  • 内容物1 : G-DRIVE USB-C外付けハードドライブ、USB-C to USB-Cケーブル、後方互換性用USB-C to USB-A ケーブル
  • 内容物2 : クイックインストールガイド、電源ケーブル、AC電源アダプタ

Macな人なら使ってみたい、ご存じ ”G-Technology” です。

Western DigitalからG-Technologyブランドの ”G-DRIVE USB-C” として販売されている現行機種で、高信頼性を誇る大容量ストレージです。

一番の特徴はマルチメディアファイル向けに作られており、転送速度が最大195MB/s、インターフェースがUSB3.1 Gen1(端子の形状はUSB-Type C)でデスクトップでもラップトップでもノンストレスで快適に作業ができるところにあります。

またコンパクトでスタイリッシュでもあります。

このドライブはUSB-Cポート経由のUSB Power Deliveryで最大45ワットに対応しており、MacBook Proなどの充電が可能なのでACアダプタを併用する必要はありません。

容量は4T、8T、10Tの3タイプがあり、私も4Tを使用しています。

Gマークが燦然と光るのがとても格好良いです。

また発熱なく異音など全くしません。

Blackmagic Speed Test で実際にRead, Write を計測してみました。

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これくらいの転送速度があれば、5MB程度の画像データを開いてもローカルディスク上に保存してあるものと同様にストレスフリーで扱えます。

ちなみに Freecom Mobile Drive Mg(2.5inch, 1TB, USB3.0, 2012年製)の外付けハードディスクドライブで計測すると下のようになりました。

[foogallery id=”3239″]

最大100MB/sの性能で実測も同等の数値が出ているので優秀ですが、今となっては作業効率が悪く感じます。

G-Technology(HGST) G-DRIVE USB G1 6TB 0G03677

  • 容量 : 6TB
  • インターフェース : USB3.0x1
  • データ転送速度 : 最大226MB/s
  • 高速回転7200RPM SATA IIIドライブ 128MBキャッシュ
  • システム要件 : Mac OS10.7以上、Windows8.1,8,7(再フォーマット要)
  • Apple Time Machine対応
  • 3年間の製品保証
  • 内容物1 : G-DRIVE USB本体、USB3.0ケーブルx1
  • 内容物2 : ACアダプター、クイックスタートガイド兼保証書

4TB、6TB、10TBの3種類があります。

この6TBモデルは先に紹介したUSB Type-Cものと比較して2千円しか違わないのに、ディスク容量が6TB、転送速度が最大226MB/s、HDDの回転数が7200rpm 128MBキャッシュと高速です。

コストパフォーマンスはこちらの方が優れていると言えます。

端子形状はUSB-Type-C ではありませんが、変換アダプタを使うことでUSB Type-Cポートしか持たないMacBook Proなどでも使用出来ます。

PDには対応していません。

編集のコダワリUSB-C to USB-A オススメ変換アダプタ

WD Mac用ポータブル ハードディスクMy Passport Ultra for Mac 5TB USB TYPE-C タイムマシン対応 WDBPMV0050BSL-WESN

  • 容量:5TB
  • 対応OS (Win):Windowsで使用する場合は再フォーマットが必要です。
  • 接続規格/ドライブフォーマット形式:USB-C対応、USB 3.0対応/ HFS+
  • 付属品:USB 3.0アダプター付きUSB-Cケーブル
  • メーカー保証期間:3年

2TB、4TB、5TBモデルの3種類

こちらはポータブル外付けハードディスクドライブになります。

この製品は当たり外れの多いポータブルハードディスクの中でも安心して購入でき長く使用出来る良い製品です。

メーカーは信頼のWDでバスパワー給電式。

4TBで¥16,980(2019年11月現在)とディスク容量と信頼性の2つを満たしてくれながら、モバイルでもデスクトップでも場所を選ばず使える良い製品です。

5TBモデルが一番コストパフォーマンスに優れ、モバイルでもデスクトップでも活躍してくれると思います。

デザインがスタイリッシュで色もMacと相性の良いシルバーなので、純正品の様に統一感が出てとても良い感じです。

タイムマシン対応です。

大容量で価格が安い外付けハードディスクドライブ

WD HDD 外付けハードディスク 4TB Elements Desktop USB3.0 WDBBKG0040HBK-JESN

  • 容量:4TB
  • 対応OS (Windows):Windows 10, 8.1, 8, 7
  • 対応OS (Mac):Mac OS X ※Macで使用する場合は再フォーマットが必要
  • 接続規格/ドライブフォーマット形式:USB 3.0 (USB 2.0) / NTFS
  • 付属品:USBケーブル, ACアダプター, クイックインストールガイド
  • メーカー保証期間:2年

4TB、6TB、8TB、10TB、12TBの5種類があります。

とにかく安くて大容量、その他の要素は要らないと言う方には、こちらのドライブは如何ですか?

Western Digital社の外付けハードディスクが「4TBで1万円以下」という驚異の価格設定に驚かされます。

こんなに安いとWDのHDD狙いで殻割り目的で購入したくなりますが、中身は5400rpmのコンシューマー向けの廉価版HDDです。

WD RedやHGSTのディスクが使われているという期待はしないように。

Seagate Backup Plus Ultra Touch ポータブルHDD 2TB【2019モデル】 

  • Seagate Backup Plus Ultra Touch 2.5インチ HDD 2TB バックアップソフト付 日本正規代理店品 ご購入前安心サポート有 3年保証 STHH2000301 White
  • AES-256による高度なデータ暗号化やパスワードロックが可能なハイエンドモデル
  • Seagateデータレスキューサービス付き【2年間】
  • 安心と信頼の3年製品保証
  • USB 3.0 による高速データ転送、USB Type-C にも対応
  • 手触りと耐久性にこだわったファブリック仕上げ
  • Mac及びWindows対応
  • 【システム要件】 Mac OS X 10.11以上またはWindows 7以上のオペレーティング・システム
  • 【付属品】USB 3.0ケーブル 46㎝、USB Type-C アダプター

1TB、2TBモデルで色はホワイトとブラックがあります。

iMacのFusionDriveモデルを購入して、真っ先にHDDメーカーを確認した時に、「Seagate製だった…」とがっかりする人も少なくないと思います。

しかしAppleの看板商品であるiMacの内蔵ドライブとして採用されるほど、近年のSeagate製のHDDは、信頼性に優れていると言っても良いと思います。

こちらの製品も先に紹介したWDに負けず劣らずコストパフォーマンスが良い製品です。

これは”Adobe Creative Cloud Photographyプラン2ヶ月分”込みで1TBモデルが8千円、2TBモデルで1万円と意味が分からない程の安さです

とにかく安くて大容量の外付けハードディスクが欲しいという方にはこれらの製品をオススメします。

まとめ

外付けハードディスクドライブを選ぶ際に一番注意しておきたい点は、

「使い方」

です。

データの一時退避のためのみに使うのであれば、安くて容量の大きいものは沢山あるので、そういったものを選択すれば経済的で良いと思います。

しかし、写真などの大切なデータを「保存」しておくのに求められるのは、

「信頼性」

です。

「信頼性」を求めてブランドを選ぶなら、Western Digital製(G-TechnologyもWDのブランド)が個人的には好きです。

WDは製品のラインナップをコンシューマー向け・企業向け(プロ用)と明確に分けているので、選ぶ際に分かりやすいかとおもいます。

搭載されているHDDメーカーでは、WDやHGSTが信頼性の高いブランドと言えます。

次回はもっと高性能で信頼性のおけるRAIDドライブのご紹介をします。

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Audio High-Res MUSIC

超高音質・超高解像度・ハイレゾ楽曲が聴き放題の “Amazon Music HD” レビュー|Apple Musicやハイレゾ楽曲(FLAC形式)との音質の違いも詳しく解説!

ついにハイレゾ音楽配信「Amazon Music HD」サービス提供開始

ついに日本初のハイレゾ楽曲配信サービスが始まりました。
その名も ”Amazon music HD” 。
サービス開始と共に90無料日間無料体験に申し込み、約1ヶ月間様々な楽曲をiPhone やデスクトップスピーカーで聴き込みました。
同じ高音質楽曲配信サービスである”Apple Music” やハイレゾ楽曲配信サイトで販売されているものとの音質の違いや、ハイレゾ楽曲を聴くためのデバイス毎の設定方法をご紹介していきます。
またAmazon Music HD (ハイレゾ楽曲)を楽しむ上で注意すべき点などをご紹介していきます。

Amazon Music HD とは?

Amazon が2019年9月から提供を開始した高音質ハイレゾ/ロスレス楽曲のストリーミングサービスの事です。
6,500万曲以上をロスレスHD音質で提供し、数百万曲をハイレゾのULTRA HD音質で提供しています。

Amazon music HD は日本で唯一24bit/192kHzのハイレゾ楽曲が聴き放題で楽しめるサービス

ハイレゾ音源について

ハイレゾ音源の定義

日本オーディオ協会が定める定義として、録音フォーマットが「FLAC 又は WAVファイル 24bit/96 kHz以上」のものがハイレゾです。

「ハイレゾ音源」とは、CD音質を超えたハイレゾリューションオーディオ (High-Resolution Audio) のこと。

つまり「高解像度な音源」の事です。
一般的に96kHz/24bit または 192kHz/24bit と表記してあれば、ハイレゾ音源(Hi-Res)と思ってもらって間違いないです。

bitとはkHzとは?

一般的にCD音質と呼ばれるものは、16bit/44.1kHz と表記されています。
この/(スラッシュ)の前と後に表記されている「bit」と「kHz」に付いて理解を深めておきましょう。

bitとは

「bit」で表記されるビットレート数が高ければ「よりきめ細かい音」(原音に近づく)になります。

kHzとは

「kHZ」で表記されるサンプリング周波数(サンプリングレート)の数値が高ければ高いほど「より高い音」まで聴こえます。
Sony様のサイトにとてもわかりやすく書かれていましたのでリンクを貼っておきます。

[blogcard url=”https://www.sony.jp/high-resolution/about/”]

Amazon Music HD の音質が良い理由

最大192kHz/24bitのUltra High Definitionロスレス配信(ハイレゾ配信)である

Ultra High DefinitionでHDです。
毎月聴き放題のストリーミングサービスにとって配信クオリティがCDのフォーマット以上かそれ未満かは重要な部分なのですが、Amazon music HD の ULTRA HD音質(ハイレゾ)は文句なしにCD音質以上です。

そして驚くべきことに、ULTRA HD音質で聴取可能な楽曲数が数百万曲とアナウンスされていることなのです。

この数百万曲という数値は驚くことに、国内外の多くのハイレゾ配信サイトのカタログ数を凌駕するものなんです。

そしてAmazon music HD の配信楽曲ファイルは以下の3種類になります。

  1. 最大192kHz/24bitの「Ultra High Definition:Ultra HD音質」(ロスレス配信Ultra HD:最大192kHzサンプルレート)・・・データを全く損なわずに復元できるような圧縮方式(データを再び元の状態に戻せる可逆圧縮)
  2. 44.1kHz/16bitの 「High Definition:HD音質」 (ロスレス、44.1kHzサンプルレート)・・・データを全く損なわずに復元できるような圧縮方式(データを再び元の状態に戻せる可逆圧縮)
  3. SD(ロッシー圧縮)・・・データ内容を少し削減して圧縮するような圧縮方式(データを再び元の状態に戻せない非可逆圧縮)

Amazon Music HD と Apple Music と ハイレゾ音源(FLAC 96kHz/24bit)の3つを聴き比べてみた

同じ楽曲をApple Music とAmazon Music HD で同じ楽曲を聴き比べてみました。
使用した機材は外出先を想定して

  • iPhone X
  • OPPO HA-2SE
  • Astell & Kern Michelle(バランスケーブル)
  • Amazon Music HD アプリ
  • NePlayer (iPhone 用)
  • Audirvana (デスクトップ用)

で試聴しました。
そして聴き比べた楽曲はこれ

Amazon Music HD で聴いてみた

楽曲の最大音質はHDで16bit/44.1kHzです。
「なんだCD音質か」と思いきや、中高音域の音の表現がとても上手くて思わず聴き入ってしまったほど。
Apple Music よりも解像度が高くてチューニングの仕方が上手いと思いました。

Apple Music で聴いてみた

音が野太い感じがして、解像度がAmazon Music HDより低いかな?と感じました。
中低音域が強調されており、細かい音(後ろで鳴っている楽器)の表現がAmazon Music HD より下手だと思いました。
特に高音域の響きが低音域にスポイルされてボワついて聞こえます。
これはデスクトップスピーカーで聴くと顕著に感じました。
デスクトップスピーカーでApple Music の音がボワ付いて聞こえる方は、Amazon Music HD に乗り換えると耳が幸せになります。

e-onkyo music FLAC 96kHz/24bit で聴いてみた

iPhone のAppでハイレゾ楽曲再生プレーヤーである NePlayer で聴いてみました。
うん、間違いないです。
ちなみに、96kHz と 192kHz の楽曲を聴き比べた場合、ブックシェルフスピーカーを大音量で鳴らしてオーケストラでも聴かない限り、違いはそこまで気にならないと思います。
と言うことで、「音の解像度」、「明瞭感」、「細やかさ」、「中高低音域の表現」、「音のバランス」、「音のディテール」等々を評価すると

  • 1位 ハイレゾファイル FLAC 96kHz/24bit
  • 2位 Amazon Music HD(HD音質)
  • 3位 Apple Music(AAC圧縮)

となりました(当然と言えば当然)。
また、Ultra HD、HD、SD それぞれの楽曲を聴取してみて、HDやSD音質のものでもApple Music のAACと聴き比べて、音の解像度が高く細やかさの再現性が高いと思いました。

編集の感想:HD音質でもApple Music と比べて「解像度が高く」「高い音に艶と伸びが感じられる」

Amazon music HD と Apple Music の月額/年額 料金比較

Amazon Music HD の料金プラン

プラン名 金額
個人プラン(非会員) 月額1,980円(年払い無し)
個人プラン(プライム会員) 月額1,780円
年額17,800円(2ヶ月分無料)
ファミリープラン(非会員) 月額2,480円(年払い無し)
ファミリープラン(プライム会員) 月額2,480円
年額24,800円(2ヶ月分無料)
Amazon Music HD のファミリープランは家族6人まで利用出来ます。
※ 1つのアカウントで認証できる端末は最大で10台まで(つまり一人10台のデバイスで利用出来る)
ファミリープランに登録した人が家族に招待メールを送り、受け取った家族がそれぞれの独立したアカウントでサービスを利用します。
その為、家族間のプライバシーも守られながら各々で楽曲が管理できるのでとても便利です。
また、Amazon Echo (Echo, Dot)ユーザーにはEchoプランというものがあり、380円で1台のEcho端末でのみ利用できるプランもあります。
支払い方法は

  • クレジットカード支払い
  • キャリア決済支払い

の2つから選ぶことができます。

Apple Music の料金プラン

楽曲数は5,000万曲以上です。

プラン名 料金
個人メンバーシップ 月額980円
ファミリーメンバーシップ 月額1,480円
学生メンバーシップ 月額480円

支払い方法は

  • クレジットカード支払い(Apple ID経由)
  • キャリア決済支払い
  • Apple Musicギフトカード

の3つから選ぶことができます。

ところでApple Digital Masters って何?


Apple がハイレゾ楽曲の配信をしているわけではありません。
簡単にいうと「ハイレゾ品質のマスター音源」から「配信用のAACファイルが作られる」というだけです。
もっと言えばAppleがiTunesのダウンロード楽曲向けに展開していた「Mastered for iTunes」をApple Musicに拡大しリブランドして「Apple Digital Masters」と名前を変えただけです。
“マスター品質”と耳障りの良い言葉を並び立てていますが、残念ながら配信楽曲もクラッシックが殆どです。
将来Appleもハイレゾ配信を始める可能性はありますが、5G通信の実現やiPhoneのLightningコネクタが次世代のものに変更されない限り、真のハイレゾ配信への道は遠いです。
※ iPhone の音楽再生性能は48kHz/24bit(Lightning端子はiPhone側の仕様により最大48kHz/24bit)である為

Apple Music のAAC は、「ストリーミング用音源」として考えるならば、聴感上マスターに近い音を効率良く届けてくれる素晴らしいフォーマットです。
ただ、本物のハイレゾ音源と聴き比べると、細かい音が潰れて聞こえてしまいます。
高音も艶やかに伸びると言った感が物足りないと思うはずです。
[blogcard url=”https://japanese.engadget.com/2019/08/14/apple-music-apple-digital-masters/?guccounter=1&guce_referrer=aHR0cHM6Ly93d3cuZ29vZ2xlLmNvbS8&guce_referrer_sig=AQAAAFOYmll_qMvKflASnhsmkqQiMnl8mb-uZeJZbj7Gf8c8b10Wpqa99p0spbL9jM2V3RG7KhYt7P-jcQmK-gAV9Td0KAMRwNrnwCnrrWq3ermD-ql_WSR_TAd75OEZuz2oo8ZzhjhuORAcuyEVhDvSfXIPokHbT6h-7Gz079q3aB6H”]

Amazon Music HD と Apple Music のプラン別料金比較表

プラン名と料金 差額
Apple Music 個人
(年額11,760円)
 Amazon music HD 個人プラン
(プライム会員)   年額17,800円
年額6,040円
月額503.3円
 Apple Music ファミリー
(年額17,760円)
Amazon music HD ファミリープラン
(プライム会員)   年額24,800円
年額7,040円
月額586.6円

Apple Music ユーザーは月額使用料にワンコインプラスした金額で、Amazon music HDのハイレゾ楽曲が聴き放題になる計算になります圧倒的コストパフォーマンスだと思います。

そもそもiPhone でULTRA HD楽曲(ハイレゾ)を聴けるのか?

ハイレゾ楽曲が聴き放題なのが”Amazon Music HD” の良いところですが、そもそもiPhone でハイレゾ楽曲を聴くことは可能なのでしょうか?

結論:iPhone 単体でハイレゾ音源の聴取はできません

iPhone の音楽再生性能は48kHz/24bit(Lightning端子はiPhone側の仕様により最大48kHz/24bit)なので、96kHZや192kHzのサンプルレートのハイレゾ楽曲を聴くことはできないのです。

iPhone でハイレゾ楽曲を聴くためにはヘッドホンアンプ・DACを別途用意する必要があります

[foogallery id=”3162″]
FLAC 形式で、96kHz/24bit と 192kHz/24bit …WAVやDSFファイルもあります。
流石です。
これが本当の「音が良い音楽ファイル」というものです。
Amazon Music HD で自分の聴きたい楽曲でサンプルレート192kHz のものがあれば、無理に購入費用を捻出せずに済みそうです。

Amazon Music HD の登録方法とアプリの設定方法

デスクトップ版

  1. Amazon music HD の公式サイトをブラウザで開きます

[foogallery id=”3164″]
2.「無料で試す」をクリック
[foogallery id=”3165″]
3.Amazonアカウントでログイン または 新規アカウントを作成
4.プランと支払い方法を選択
5.Amazon music HD の開始

デスクトップアプリの設定

デスクトップでAmazon music HD を楽しむには、専用のデスクトップアプリをダウンロードしてインストールする必要があります。
自分のアカウント名(名前)をクリック>設定 をクリック
下の通りに設定すれば、ダウンロードされる楽曲がHD/ULTRA HD 音質のものになります。
[foogallery id=”3166″]

Audio MIDI設定(重要)

Mac とデスクトップスピーカーを使っている人は、 アプリケーション>ユーティリティ>Audio MIDI設定を、
「2ch 24ビット整数 192.0kHz」
に設定して下さい。
[foogallery id=”3167″]
そして右下の「スピーカーを構成」をクリックして、スピーカー配置を任意に設定して下さい
[foogallery id=”3168″]

モバイル版

App Store から「Amazon Music」をダウンロードしてセットアップするだけです。
[foogallery id=”3169″]
設定>ダウンロード設定を「再生可能な最高品質品質」にして下さい
※ ストリーミングだけで聞く時は音質を「自動」にしておかないとパケ死にます
デスクトップ版もモバイル版のアプリもAmazon Music HD アプリはありません。
上のスクショの通り、Amazon Music アプリを使います。
(Amazon Music Unlimited とAmazon Music HD で種類が違うことはないので安心して下さい)

まとめ

  • Amazon Music HD の楽曲は超高音質・超解像度・聴き放題
  • Apple Music の音質に不満がある人はAmazon Music HDに乗り換えするべし
  • Apple Music よりAmazon Music HD の方がHD品質の楽曲でも解像度が高い
  • Apple Music との差額はざっくり月額500円プラスとハイレゾ楽曲が聴き放題のリーズナブルな価格

注意点として、

  • Amazon Music HD アプリ設定で、ダウンロード楽曲の設定を「HD品質」にする事
  • iPhone だと デフォルトで48kHz/24bit までしか再生できない
  • 192kHz/24bit の超高音質ハイレゾ楽曲を聴くためには、対応アンプとイヤホンが必要

これを機に、Amazon Music HD に乗り換えてみては如何でしょうか?